HOME |国連UNFCCC事務局長フィゲレス氏 COP21での「カーボン価格付け」制度導入の議論に消極発言(RIEF) |
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  国連気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局長のクリスティアーナ・フィゲレス氏は、「(11月末からパリで開くOP21会合では)グローバルなカーボン価格付け制度の導入については議論しないだろう」と語った。

 

 気候変動の原因である人類の経済活動に伴い排出されるCO2などの温室効果ガス(GHG)に価格付けする制度の導入は、多くの欧米企業が政策当局に求めている。カーボン削減コストを価格化できれば、低炭素エネルギーへの最適投資が可能になる、という判断だ。

 

 カーボンに価格を付ける仕組みとしては、一定以上のCO2排出に課税するカーボン税のほか、排出総量規制を課し、排出量過不足の取引を認めるキャップ&トレード(C&T)制度などが代表的だ。後者はEU-ETSのほか、米国の東部9州およびカリフォル……

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