HOME9.中国&アジア |仏中首脳会議 COP21後に5年ごとの目標見直し会合設置で一致。目標自動引き上げを含むかは「藪の中」(RIEF) |
Chinafranceキャプチャ

 訪欧中の習近平中国国家主席は、オラント仏大統領との会談で、国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)での合意後、温暖化対策を確実に進めるため、5年ごとに各国の約束目標を見直す会合を設けることで合意した。

 

 今月末からパリで開くCOP12に向けて140カ国以上が2020年以降の自主的な削減目標を国連に提出している。このため、同会議での国際合意は可能との見方が有力だ。しかし、各国の約束目標を積み上げると、今世紀末の世界の気温上昇は2.7℃になり、温暖化の加速を抑制するために必要な産業革命前から2℃上昇に抑える水準を上回ることが確実とされる。

 

 このためオラント大統領はCOP21において、5年ごとに各国の目標値を自動的に見直し、目標を高めていく会合設置案を提案する考えだ。これに対し……

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