HOME |国連環境計画(UNEP) COP21に向けた各国の自主的削減目標合計でも温暖化抑制には不十分。2030年時点で年120億㌧のCO2追加削減必要、 報告で指摘(RIEF) |
UNEPキャプチャ

国連環境計画(UNEP)は6日、2030年までの地球温暖化防止で各国が提出した自主的削減目標を合計しても、今世紀末までに世界の気温上昇を2℃未満に抑えられず、3℃になる、との報告をまとめた。目標実現には2030年時点で世界全体で120億㌧のCO2追加削減が必要という。

 

 今月末にパリで開く国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)に向けて119のINDC(国別目標案)が提出されている。同INDCは146カ国(EUを含む)の温室効果ガス排出量を対象とし、世界の88%(2012年値)をカバーする。


 各国のINDCを合計すると、2030年までに年間40億ー50億㌧の削減が可能となる。COP21までにすでに各国が講じている対策で50億㌧の削減効果が見込めることから、合わせると2030年までに世界全体で年……

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