HOME |グリーンランドの中核的氷河の流出速度 2012年以降、スピードアップ。このままだと海面面約50cm上昇の可能性も。米研究論文が指摘(RIEF) |
Greenlandキャプチャ

 グリーンランド北東部の巨大な氷河が、急速にスピードアップして大西洋に流れ込む現象が加速しており、このまま続くと地球全体の海面が約50cm上昇する恐れがある、との研究結果が12日、米科学誌サイエンスで発表された。

 

 論文をまとめたのはカリフォルニア大学アーバイン校(UCI)地球システム科学部の研究助手、ジェレミー・ムジノ(Jeremie Mouginot)氏らの研究グループ。これまでグリーンランドの同地域の氷河は温度が低く、温暖化の影響をあまり受ける状況にはないとの評価だった。

 

 論文によると、同地の北東部に位置する長さ600kmに及ぶ氷河は、グリーンランド全体の内陸部の氷の12%を占める最大の氷床をもち、グリーンランド全体の氷河の動向を左右する影響力を持つという。

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