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東京新聞、編集部門で使用する電力を再エネ調達の「グリーン電力証書」でカバー。日本自然エネルギー社から購入。「環境にやさしい新聞編集を目指す」(RIEF)

2019-11-08 10:29:06

Tokyoshimbun1キャプチャ

 

   東京新聞(中日新聞東京本社)は、本社編集部門のフロアで使用する電力(年間約100万kW時)を、再生可能エネルギーでの調達を認める「グリーン電力証書」の購入でカバーする、と発表した。「火力や原発などではない再エネ由来の電力により、環境にやさしい新聞編集を目指す」としている。「グリーン新聞編集」はわが国のマスメディアでは初めて。

 

 購入するグリーン電力証書は「日本自然エネルギー社」(東京)から調達する。同社は国内で太陽光やバイオマスなどの再生エネ事業を手掛ける49発電所(計約3億kW)に発電を委託している。それらの発電量に見合ったCO2削減量を「証書」として販売している。削減の確からしさは、第三者機関の日本品質保証機構が認証している。

 

 東京新聞はバイオマス発電による証書を購入した。購入した証書で、編集部門が使用する照明や空調、記者やデスク端末などに使う電力量をまかなうことになる。結果として、編集作業で使う電力はバイオマス発電電力を使ったとみなされる。同紙では、8日付朝刊の紙面から証書のロゴマークを掲載している。

 

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 日本自然エネルギー社によると、国内でグリーン電力証書を年間契約しているのは、トヨタ自動車や順天堂大医学部附属練馬病院など139社・団体。年間契約電力量は合計約2億5千万kW時になる。

 

 東京新聞はエネルギー・環境分野の報道では、反原発、反石炭火力、再エネ重視の視点を強調している。報道の姿勢と、新聞編集の対応を一致させる形となる。

 

https://www.tokyo-np.co.jp/article/release/CK2019110802000196.html