HOME8.温暖化・気候変動 |米民主党大統領候補マイケル・ブルームバーグ氏、温暖化対策で2050年までに米電力システムの100%再エネ化を公約。既存石炭火力の転換と、ガス火力の新規建設計画凍結を柱に(RIEF) |
Bloomberg553キャプチャ

 

 米民主党の大統領候補に立候補したマイケル・ブルームバーグ氏は、先週末、自らの「温暖化対策公約」を打ち出した。今後10年間で米国の発電の50%を再生可能エネルギー等のクリーンエネに切り替え、その後、2050年よりも可能な限り早く100%とする公約を掲げた。現在、米国に残る石炭火力発電所をすべて再エネ等に転換させるほか、計画中のガス火力発電も直ちにすべて停止させる。

 

 バージニア州のアレキサンドリアで演説した。同氏の公約の特徴は、温室効果ガス排出量の削減では、大統領就任後の10年で排出量50%削減(2005年比)を打ち出す一方で、2050年目標については、EUなどが主張する「ネット・ゼロ」ではなく、パリ協定の目標の「1.5℃」達成としている点だ。

 

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