ドイツのアンジェラ・メルケル首相は12月31日、国民向けに演説し、「温暖化による危機は人類が引き起こした」と指摘。「今、政治が対応しないと、その影響を受けるのは、われわれの世代ではなく、子どもたちや孫たち」、「ドイツが気候変動を制御するために貢献できるよう、私は全エネルギーをかける」と決意を表明した。
メルケル首相の発言は、国民向けの新年メッセージとしてテレビ放送された。この中で首相は、デジタル化の進展で課題となっている雇用問題に対処する決意とともに、気候変動への対応に力点を置いて語った。