サウジアラビア・リヤドで初めて開いた20カ国・地域（G20）財務相・中央銀行総裁会議は23日、共同声明を採択し閉幕した。声明では、新型コロナウイルスの感染拡大への世界的なリスク監視の強化で一致した。またサステナブルファイナンスを世界経済の成長と安定にとって重要と位置付け、金融安定理事会（FSB）が気候変動による金融システムの安定への影響を吟味することも盛り込んだ。米国参加のG20財務相・中銀総裁声明で気候変動の金融リスクへの警戒をうたったのは初めて。

 

　焦点のコロナウイルス対策では、世界経済の新たな下振れリスクとして認識。参加各国から経済への影響を懸念する声が相次いだ。共同声明でもG20が結束してリスクに対応する姿勢を打ち出した。世界的に同リスクを監視し、感染拡大を防ぐ行動をとるほか、……

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