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福島原発問題を正視しない日本、歴史の「恥辱」になる=中国報道(サーチナ)

2013-08-27 16:02:47

見栄えだけ大きなタンクを何百も並べても、溶接もしていないハリボテ、ダダ漏れでは、確かに「日本の恥」
見栄えだけ大きなタンクを何百も並べても、溶接もしていないハリボテ、ダダ漏れでは、確かに「日本の恥」
見栄えだけ大きなタンクを何百も並べても、溶接もしていないハリボテ、ダダ漏れでは、確かに「日本の恥」


福島原発の汚水漏れが深刻化しているが、安倍晋三首相は原発再稼働を主張している。中国網日本語版(チャイナネット)は26日、「福島原発問題を正視しない日本政府」と報じた。以下は同記事より。

福島原発問題は世界の注目を浴びているが、日本は相次ぐミスにより国際舞台で恥を晒している。安倍首相が原発問題の正視を避け続ければ、歴史の「恥辱の柱」に縛られることになるだろう。

東電の情報によると、福島原発の汚水タンクから約300トンの汚水が漏れ出し、すでに海に流入した可能性がある。東電による福島原発事故の処理の手法は、これまで批判の的となっていた。原子力規制委員会の関係者は会議中に、東電の社員の巡回は大雑把なものであり、多くの汚水漏れの兆しを見落とし、事故を未然に防げなかったと批判した。原子力規制委員会は事故のレベルを、国際原子力事象評価尺度(INES)の「レベル1」から「レベル3」(重大な異常事象)に引き上げた。しかし更田豊志委員は東電から提供されたデータの信頼性を疑問視し、実情が予想を上回ることを懸念している。

米原子力規制委員会の元委員長、東電の原子力改革監視委員会のデール・クライン委員長は、「委員会は東電に汚水管理メカニズムの引き締めを促したが、相手側の態度は協力的でなかった。東電はその場限りの対応を繰り返すやり方を改め、効果的な管理メカニズムを構築すべきだ。東電は反応が遅く、ミスを意識的に隠蔽している感覚を与える。東電は透明度を高め、人びとの信頼を取り戻すべきだ。また善後処置を独立機関に委ね、電力供給に専念すべきだ」と語った。

福島原発事故は、1986年のチェルノブイリ事故以来でもっとも深刻な原発事故だ。2年後の今でも、放射能汚染の危険性が残る。菅内閣・野田内閣は原発問題を無視し、現在の安倍首相は原発再稼働を主張し、常軌を逸している。これは日本当局の頑なな、反省し、過ちを認めようとしない態度を反映している。

安倍首相は再任以来、景気刺激策と金融緩和策を大々的に推進し、急激な円安により日本のエネルギー支出を引き上げ、コストの安価な原発の再稼働の根拠とした。安倍首相はトルコを訪問した際に、総額220億ドルの契約を獲得し、地震活動の活発な地域で原発を建造しようとしている。これは日本が福島原発事故の教訓を少しも活かしていないことを示す。

福島原発事故は世界の注目を浴びているが、日本は相次ぐミスにより国際舞台で恥をかいている。安倍首相は「経済」によって眩んだ目を開き、福島原発問題を正視しなければ、アベノミクスが市場からの称賛を浴び、改憲・軍拡により右翼勢力に迎合したとしても、歴史の「恥辱の柱」に縛られることになるだろう。(編集担当:米原裕子)

 

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0827&f=national_0827_036.shtml