EUが来年後半に正式に実施するEUグリーンボンド基準(EuGB)の登場で、国際金融市場で発行されるグリーンボンドのランクが3分類される可能性を、大手米銀が示した。EUグリーンボンド基準で資金使途先がEUタクソノミーで明確化された「プレミア」クラスのボンドと、これまでの国際資本市場協会(ICMA)の原則等に準拠した「従来型」、その中間として、従来型の基準に発行体が自主的に追加情報開示を上乗せるタイプだ。日本の国内市場でのグリーンボンドはICMA原則を環境省がコピーしたガイドラインに準拠しているが、今回の分類に照らすと3分類の最下位でかつ国内でしか通用しないローカルボンドの分類にとどまる。
EUのグリーンボンド規則は、今年10月末にEU理事会が規則案を承認したことで、1年後の来年11月前……
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