EUは、サステナブルファイナンス・タクソノミーのトランジション(移行)事業に、航空事業と船舶による水運事業を追加し、技術スクリーニング・クライテリア(TSC)を設定した。航空事業は、現状ではネットゼロへの転換が困難としてバイオ燃料等から製造するSAF(持続可能な航空燃料)の混焼等によるBAT技術(BAT : 利用可能な最善の技術)の導入を求め、航空会社のトランジション度を評価する「リプレースメント比率」はBAT対象機体からの収入だけをベースとする等を定めた。そのうえで、2028年1月以降、32年末までの間にSAF燃料率100%達成に向けてTSCを再見直しすべきとしている。水運事業は「Well-to-Wake(燃料生産から航海での使用まで)」ベースとし、国際海事機構(IMO)のエネルギー効率性指数等に準拠するとしている。
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