国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)はこのほど、各国がISSB基準に基づいて作成する地域ごとの基準を相互に承認する「パスポート条項」導入の方針を公表した。日本を含め各国でISSB準拠による国内版の気候・サステナビリティ開示基準が整備されつつあるが、それぞれの国内基準では各国固有の条件も考慮する形で整備されている。このため同じISSB準拠でも国によって解釈や手順に微妙に相違が生じる可能性がある。そうした相違が起きた場合に、ISSB基準を相互の読み替えのための「パスポート」として活用するとし、そのための「ガイド」を作成、相互の基準承認を進めることで、問題解決を進めるとしている。
ISSBは、こうした各国間での調整を進める場として、現在、設けている各国で構成する「管轄区域ワーキンググ……
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