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ジャワ島熱帯林、急速な森林伐採が進む。合板輸出先の16%は日本へ(FOE)  ジャワ島生態系保全プロジェクト

2012-10-16 21:33:39

グヌンキドゥルのコミュニティ林
東南アジアの赤道付近、熱帯林に覆われた大小の島々からなるインドネシア。その豊かな生態系をはぐくむ熱帯林が、急速に失われています。インドネシアの森林伐採は、1970年代前半から本格的に始まりました。近年は違法伐採が激化し、プランテーション開発が進み、すでに天然林の70%を失いました。 インドネシアで生産される合板の16%は日本へ運ばれており、輸入先では第1位となっています。

グヌンキドゥルのコミュニティ林




住民が管理する「コミュニティ林業」支援へ
インドネシアには、森林管理に関する詳細な法体系がありますが、その複雑さ、汚職や縁故びいきの習慣から、違法伐採が続いているのが現状です。ところがいったん輸出されると、その木材が合法か違法かの判別ができなくなります。生産国の森林生態系を脅かす違法材が、知らず知らずのうちに私たちのまわりに出回ってしまうのです。

このような違法に伐採された疑いのある木材の利用を避け、顔のみえる木材の取引を進める活動を、ジャワ島のコミュニティ林を中心に開始しました。

2008年には、ジャワ島・グヌンキドゥルで、現地NGOや日本の家具メーカーと協力し、農民が植えて育てたチーク材で家具をつくり、日本での販売が実現しました。
日本とインドネシアつなぐ里山材家具

住民主体の持続可能な森林経営をめざして

 コミュニティ林で森林認証を取得し*、公正な木材取引ができるようになったことは、住民主体の森林管理の第一歩となりました。一方で、持続可能な森林資源利用や生態系を守る森林管理の体制が欠けていました。

この地域は乾季になると、生活用水のみならず農業用水の確保も難しく、住民は水を買うために無計画に森林を伐採してしまいます。

木材の商取引よりも、森林管理・保全のスキルアップ、水不足対策のための植林や、伐採せずに水が買えるようにすることが必要とされていることがわかりました。

そこで2011年、住民主体の持続可能な森林経営の実現をめざして、「森林生態系保全プロジェクト」を開始しました。

持続可能な森林経営、農業、水購入のための代替生計手段、コミュニティの組織化などについて、住民のキャパシティビルディング(能力向上)を応援するワークショップや研修を、現地NGOと協力して実施しています。

* 現地NGO主導の「LEI(インドネシアエコラベル協会)認証」。インドネシア独自の森林認証。

http://www.foejapan.org/forest/java/index.html