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ICCAT閉幕!大西洋クロマグロの持続可能な利用で合意(WWF) 違法漁業等への規制では合意できず

2012-11-21 16:15:25

maguro
2012年11月19日、北アフリカのモロッコで開催されていたICCAT(大西洋マグロ類保存委員会)の年次会合が閉幕しました。今回の会合では、48カ国のICCAT加盟国が科学委員会による勧告に従い、2013年からの大西洋クロマグロ漁獲割当量を年間13,400トンとすることに合意。持続可能な資源利用範囲で、合意が成立しました。

持続可能な利用で合意したICCAT年次会合


 



2012年11月12日~19日まで、モロッコで開かれていたICCAT(大西洋マグロ類保存委員会)の第18回特別会合は、2013年からの大西洋および地中海のクロマグロの漁獲割当量を、年間13,400トンとすることに合意し、閉幕しました。

これは48カ国のICCAT加盟国が、科学委員会が提示・勧告していた、大西洋クロマグロの持続可能な利用の範囲内で、漁獲割当量の引き上げに合意したことを意味するものです。

大西洋クロマグロの保全と資源保護を目指し、10年にわたって活動してきたWWFは、今回の決定を、近年の科学者、意思決定者、水産業界との協働が、切迫していた大西洋クロマグロをめぐる状況の流れを変えた結果として歓迎しています。

 


違法・無規制・無報告の漁業… 
残された課題も


 

しかし、違法・無規制・無報告の漁業という問題については、今回のICCAT会合では十分に取り上げられませんでした。

 

ICCATは、WWFがまとめた、今年のチュニジアにおける管理措置に従わない漁業と蓄養業のおける操業や、過去10年間のパナマ経由で行われた日本への大規模な無報告取引などを含む事例について調査を行いましたが、これらの問題に関して、先を見越した決定はなされませんでした。

科学的根拠に基づいた適切な資源管理のための措置をとったとしても、問題のある取引が続いているのでは、期待される成果につながらない危険があります。

WWFは、各国の政策決定者に対して、今後も科学に耳を傾け続けるよう働きかけ、大西洋東部および地中海のクロマグロ資源の十分な回復をめざすと共に、大西洋クロマグロの資源回復計画が成功するよう、ICCATとその加盟国による違法・無規制・無報告な漁業への対策強化を、これまで以上に徹底するよう、強く求めてゆきます。

http://www.wwf.or.jp/activities/2012/11/1100820.html