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福島4号機 使用済核燃料取り出し 1年前倒し それでも作業完了は 今から2年後(各紙)

2012-12-04 02:44:36

使用済核燃料棒が再事故を起こすリスクを抱えた4号機
使用済核燃料棒が再事故を起こすリスクを抱えた4号機


各紙の報道によると、政府と東京電力は3日、大量の使用済み核燃料をむき出しの燃料プールに入れたままの状態になっている福島第1原発4号機の処理について、プールからの燃料取り出しを当初計画より1年早めることを決めた。地元等から地震が再発した場合の放射能漏れリスクが指摘されていた。作業の完了は2年後の2014年末となる。

 

これまでの東電の計画では、プールから燃料を取り出して、金属製の容器(カスク)に保管する作業を、来年12月末に開始し、2015年末に終了する予定を立てた。しかし、地元だけではなく、海外の識者らも、リスクが指摘されていた。燃料プールは事実上、壊れた建屋の中で、むき出し状態になっており、かつプール自体の地震対応が十分ではないことから、再度、東日本大震災クラスの大地震が発生すると、プールごと壊れて、燃料棒が飛び散る可能性がある。

今回の計画修正で、作業着手を1か月、作業完了を1年、それぞれ早めることになったが、本来は、安全性を重視するならば、修正後の日程でも2年かかるわけだから、遅いといえる。当初計画を甘くして、修正による前倒しで、世間の納得を得る、という腹積もりだったのでは、との見方も出ている。東電によると、燃料集合体が22体入る輸送容器を2個に増やして敷地内の別のプールへの移送を効率化することで、作業期間の短縮を可能にしたと、説明している。4号機プールには、使用済みと未使用合計、1533体の燃料集合体が保管されている。