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敦賀原発、5500年前の地層から 津波の痕跡 報告 (各紙)他の若狭湾岸立地の原発にも影響か

2012-12-19 17:14:00

敦賀原発
敦賀原発


日本原子力発電などの3電力事業者は12月18日、日本原電敦賀原発(福井県敦賀市)の海側約1キロの猪ケ池の地層から、約5500年前の津波とみられる痕跡が見つかったと、原子力規制委員会に報告した。若狭湾岸には、同原発を含んで原発14基が集中立地しており、津波の痕跡が確認されたのは初めて。事業者側は「想定する津波の高さ(2.8メートル)を上回るものではなく、現在の原発に影響はない」と否定的に評価している。

 3事業者は今年6月、「津波の痕跡は見つかっていない」とする途中経過を発表していた。しかし、現地の古文書には、1586年の天正地震で大規模な津波被害があった、との記録が残るため、昨年10月から若狭湾岸の計21カ所で調査を続けていた。調査の一環で、猪ケ池内6カ所をボーリングしたところ、地中の底から1.5〜2メートルに存在する約5500年前の地層において、津波が海から運んだとみられる砂の痕跡が確認されたという。また、それより古い時代の4層にも痕跡があった。

 一方、同県美浜、若狭の両町にまたがる三方五湖やその周辺からは津波の痕跡は見つからなかった。