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三井住友銀行 仏クレディアグリコ組成の「グリーンボンド」を国内投資家向けに販売開始 (FGW)

2013-10-27 16:44:37

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mitsuisumitomogreenbondキャプチャ三井住友銀行は、フランスのクレディ・アグリコ・コーポレイト・アンド・インベストメント・バンク(CACIB)が組成するグリーンバンクを国内の投資家向けに販売を開始した。CACIBはボンドで調達した資金と同額以上の資金を、独自の「グリーン・ポートフォリオ」で運用する。同ポートフォリオは、地球温暖化対策の再生可能エネルギー投資や、エネルギー効率化投資などのプロジェクトや、環境・社会・ガバナンス(ESG)に優れた企業などに融資する。

 

CACIBはグリーンポートフォリオの基準として、①ESG基準:環境、社会、ガバナンスの全体的評価②環境基準:再生可能エネルギー事業、エネルギー効率化事業、環境負荷制御などの評価、という二つの基準を活用する。発行する債券は、期間4年のユーロ円建て社債。元利金の支払いは、CACIBの信用力によって払われ、ポートフォリオの投資先の事業の影響は受けない仕組み。

グリーンボンドで調達した資金は、温暖化プロジェクトなどに向けたポートフォリオで運用されるが、仮に調達資金よりも投資需要が不十分な場合は、CACIBの一般的事業で運用される。グリーンボンドはこれまで世界銀行や国際金融公社などの国際公的金融機関の発行モノが多かったが、最近は、温暖化関連プロジェクト等を多く抱える欧州系金融機関などが、新規資金調達と新規融資先としてグリーン投融資市場を意識した取り組みを進めている。

日本国内の個人投資家は、これまでも世銀などのグリーンボンドの有力顧客となってきた。このため、CACIBも日本の個人投資家や年金基金などが主要買い手になるものとみているようだ。ボンドの販売を担う三井住友銀行などの日本のメガバンクも、販売仲介だけでなく、自ら温暖化対応の資金需給に対応するグリーンファンドやグリーンポートフォリオを組成して、新しい金融市場の組成を展開してもらいたいものだ。

http://www.smbc.co.jp/news/j600797_02.html

CACIBはフランスの大手金融グループ、クレディ・アグリコの100%子会社。