米マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームは、中国が地球温暖化の国際枠組みであるパリ協定で公約した国別約束目標(NDC)に基づくCO2削減対策を実施した場合、その対策コストよりも、はるかに大きな利益を、中国のすべての地域で得るという試算を公表した。国民の健康回復等によって、2030年までの12年間で合計約9万4000人の早死を防ぎ、医療費3390億㌦(約37兆円)を削減できるためだ。
研究論文は、英科学誌ネイチャー・クライメート・チェンジ(nature Climate Change)に掲載された。
論文の共同執筆者でMITのWAPSデーターセンターの准教授であるNoelle Eckley Selin氏は、「中国は約束した気候対……
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