HOME |世界銀行、新型コロナウイルス対策で「パンデミック緊急ファシリティ(PEF)」発動へ。2016年の伊勢志摩G7サミットで制定。1億3250万㌦を途上国の感染症対策費に充当(RIEF) |
PEF3キャプチャ

 

 世界銀行が世界的な感染症拡大の際に、途上国への資金援助をスムーズに進めるために設定した「パンデミック緊急ファシリティ(PEF)」が新型コロナウイルス対策で発動される見通しとなった。PEFは感染症が発生・拡大した際に、世銀グループが発行するパンデミック債(キャットボンドの一種)を引き受けた年金、保険会社等が資金を支払う仕組み。2017年に設定したPEFの対象にはコロナウイルスも含まれており、一定の条件を満たしたと判断される。

 

 PEPは2016 年5 月に開催された G7「伊勢志摩サミット」で、日本政府が議長国として、世界銀行や世界保健機関(WHO)との協力の下、2014~15年にアフリカで発生したエボラ危機の教訓を踏まえた新たな資金メカニズムとして提唱、成立した。日本やドイツなどが世銀……

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