HOME4.市場・運用 |日本のグリーンボンド市場「2018年の総括」。発行数は前年比3.4倍、発行額8割増。グローバル市場の横ばいと対照的な「活況」。「小粒化」「グリーンの『質』」への懸念も(RIEF) |
2018GB4キャプチャ

 

 2018年もあとわずか。本年のグリーンボンド発行市場を振り返ってみよう。グローバル市場での発行額は、年初の上昇期待を裏切り、前年の1555億㌦(CBI調べ)とほぼ同規模の横ばいだったとみられる。米金利の上昇で債券市場全体が低調に推移した影響が大きかった。一方、日本市場は前年の9件を上回る33件の発行が相次ぎ、発行額も8割増の4848億円と、5000億円に迫る勢いの一年だった。

 

 「内"優"外患」ともいえる活発な市場の展開となった背景には、前年までは発行体が金融機関主導だったのが、今年は企業発行が12本と相次いだ点が大きい。金融関係でも不動産投資信託(J-REIT)6本、リース4本と、銀行5本をいずれも上回った。発行体の多様化が進んだといえる。http:……

申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。

ログイン