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福島県双葉町 「原子力明るい未来のエネルギー」と大書した原発推進広報塔 21日から撤去。今後の扱い不明(各紙)

2015-12-16 00:08:33

futabaキャプチャ

  福島県双葉町は、「原子力明るい未来のエネルギー」と大書した町内にある原発推進標語を今月21日から撤去する作業に着手する。

 

 同町内には原発推進をうたった標語広告塔が二か所ある。原発事故後、傷みが激しく部品が落下するなどのリスクがあるとして、町はいったん解体する方針をとっていた。これに対して、小学校の時に標語を考えて採用された地元の大沼勇治さんらが、事故の教訓を残すため、現場保存を求めていた。

 

 その後、町は解体は中止するが、標語の広告塔自体は撤去し、町役場の倉庫で保管するという。保管後の公開のメドや、保存の方法等については決まっていない。撤去費用は540万円。

 

 撤去作業は21日から1月10日までの間に行う。最初に、双葉町体育館前にある広報塔を21日から撤去し、町役場前の広報塔を年明けの1月に取り除く予定。撤去作業中は2カ所とも通行止めになる。