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東証インフラ上場ファンド3件目の上場、29日に。リニューアル・ジャパンの「日本再生エネルギーインフラ投資法人」(RIEF)

2017-03-26 21:48:57

renewableJapanキャプチャ

 

 再生可能エネルギー事業を展開するリニューアル・ジャパン社(東京)が組成した「日本再生可能エネルギーインフラ投資法人」が29日、東京証券取引所のインフラファンド市場に上場する。同市場の上場銘柄としては3件目。

 

 同ファンドは、リニューアル・ジャパンが自社で開発してきた27案件のうち、岩手県の一関市金沢太陽光発電所をはじめ、宮城、三重、岡山、高知の各県で稼働する8物件の太陽光発電所を対象としている。総取得価格は82億5800万円、合計発電量は21.766MW。

 

 いずれも固定価格買い取り制度(FIT)の対象設備で、売却収入が20年間安定しているほか、買い取り価格は最低1億円以上で、発電出力500kW以上と、安定的な発電が見込まれる物件に集中している。許認可、土地関係も契約が完備している。

 

 上場による資金調達規模は最大39.1億円とみられる。東証のインフラファンドには、昨年6月にタカラレーベン・インフラ投資法人が初めて上場された後、同12月に、グリーンインフラ投資法人が続き、今回が3件目。

 

 これまでのインフラファンドの調達規模は、いちごグリーンインフラが50.1億円、タカラレーベンインフラが47.4億円だったことから、日本再生エネルギーインフラは、この2社に比べるとやや小ぶりとなる。

 

 市場筋によると、想定価格は100,000円(1単元10.0万円)。仮条件は93,000円~95,000円と下振れた。このため、公開価格は仮条件下限の93,000円。巡航分配金利回りは6.55%。大手初値予想会社の初値予想は89,100円~93,000円(-4.2%~±0%)とされている。

 

  資産運用はリニューアル・ジャパンの関係会社であるアールジェイ・インベストメントが担当する。監査法人は新日本有限責任監査法人。

http://www.rn-j.com/

http://www.jpx.co.jp/equities/products/infrastructure/issues/detail/nlsgeu000002cpdp-att/9283_a.pdf