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リコーリース、環境省補助金付きのグリーンボンド発行延期。長期金利乱高下で 。補助金は支給へ(RIEF)

2018-08-04 21:45:09

ricohleaseキャプチャ

 

  リコーリースは3日、先月25日に発行を公表していた環境省補助金付きグリーンボンドの発行を延期した。日銀が31日に金融政策を修正し、長期金利の変動に柔軟性を持たせたことで、長期金利が変動していることが理由。同ボンドを含め、200億円の社債発行をすべて延期した。

 

 リコーリースのグリーンボンド発行は4月の三菱UFJリースに次ぐ二番目だが、リコーリースは、環境省が今年から開始した「グリーンボンド発行支援体制整備支援事業(補助事業)」の適用を受け、第三者評価にかかる資金への支援を受けることになっている。今回は外部レビューを担当した日本格付研究所(JCR)が評価費用を環境省から得る。

 

 ただ、ボンド発行を発表した後に日銀の金融政策修正の発表があり、市場環境が変動的になったことから、発行時期を延期した。いつ発行するかは未定という。

 

 リコーリースが発行予定だったグリーンボンドは100億円、期間5年で、調達資金の使途は、同社がリース資産及び割賦契約対象資産として保有している既存の太陽光発電設備購入資 金のために発行したコマーシャルペーパー(CP)の償還資金に充当するもの。

 

 対象資産はすべて太陽光発電(11事業)で、JCRはグリーン性を高く評価し、同社のグリーンボンドについて、「グリーン性評価(資金使途)」におい て「g1」、「管理・運営体制及び透明性評価」において「m1」、「総合評価」は「Green1」の最上位を付与している。JCRの評価はすでに公表されており、リコーリースのグリーンボンドが発行されなくても、補助金は取得できる見通し。

JCRキャプチャ

 

http://pdf.irpocket.com/C8566/y7if/nVo7/qpGM.pdf

https://www.jcr.co.jp/download/c5416cd0e2398f7206a86381b5c35fe5214e0f09cd5e616124/18d0367.pdf