HOME |SASB(米サステナブル会計基準審議会)の「非財務情報開示基準」を点検する⇒その⑥「電力は温暖化対応が柱。手ごろな価格の公益サービスを」。インフラ・セクター。電力、ガス、上下水道、住宅まで8業種(RIEF) |
SASBIbflaキャプチャ

 

 SASB「非財務情報開示基準」の点検第6弾は、インフラストラクチャー・セクターである。ここでの「インフラ」は、電力、ガス、水道の各公益事業と、それらのインフラをデザイン・建設するエンジニアリング・建設業、それに住宅建設業、不動産業などの8業種を対象とする。公益事業と建設事業が中心で、道路や港湾等の公的インフラは対象外だ。

 

 米国では、生産プロセスの類似性に基づく供給指向の産業分類システムとして北米産業分類(NAICS)が知られている。しかし、SASBは、市場での企業価値のほぼ80%はESGや知的所有権、ブランド力などの無形資産価値で構成される、との判断から、サステナビリティを踏まえた新たな産業分類「Sustainable Industry Classification System: ……

申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。

ログイン