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東京都、「官民連携再エネファンド」活用で 新潟・三条市の木質バイオマス発電事業に投資、都内の太陽光発電にも(RIEF)

2015-08-21 22:26:37

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東京都が進めている「官民連携再生可能エネルギーファンド事業」で、事業者のひとつであるスパークス・グループ運営の広域型ファンドと都内投資促進型ファンドが、それぞれ新規投融資を実施した。

 

 広域型では新潟新潟県の木質バイオマス発電所(総事業費約55億5000万円)に投資した。都が木質バイオマス発電に投資するのは初めて。民間の投資会社と資金を出し合うが、都の投資額は公表されていない。

 

 投資先はSGETグリーン発電三条合同会社(新潟県三条市)。各地で再生エネ事業を手がけるスパークス・グリーンエナジー&テクノロジー(SGET、東京・品川)が設立した。間伐材を利用して地元の林業振興につなげる。木質バイオマスだけを燃料に汽力発電とチップ加工工場を併設する。

 

    三条市によると、地域で75人の雇用創出を見込む。発電所の出力は約6300kWで2017年12月の運転開始を予定する。発電した電力は固定価格買い取り制度(FIT)を利用して東北電力に売電する。都は再生エネの普及を目指しており、今回の投資で都のファンド(総額5億円)の投資先は計5件となった。

 

 一方の都内向けファンド(1億円)の投資先はSGET官民連携TOKYO合同会社。東京都武蔵村山市内の物流倉庫の屋根の上で取り組むSGET系の太陽光発電所(出力約420kW、総事業費約1億2000万円)に投資する。今年12月に稼働する予定という。

 

http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2015/08/20p8l101.htm