HOME4.市場・運用 |グリーンボンド等のESG債市場、新型コロナウイルスの影響で「EからS」へシフト顕著に。今年のソーシャル&サステナビリティ債発行は前年比2.3倍予想。Moody's Investor Service(RIEF) |
Moody's001キャプチャ

 

   グリーンボンド等のESG債の動向が変わってきた。Moody's Investors Serviceは今年のESG債発行のうち、ソーシャル&サステナビリティボンドの予想発行額が前年の2.3倍の1500億㌦に増大する一方で、主流のグリーンボンドは前年を下回るとの見通しを公表した。ソーシャルボンド等の増大は新型コロナウイルス感染拡大への対応として、国際公的金融機関や医療関係企業による発行が増えたため。ただ、この「EからSへのシフト」はネガティブ要因の影響が大きく、ESG市場の拡大につながるかは微妙だ。

 

 Moody'sは5月時点で、ソーシャル&サステナビリティボンドの今年の発行予想額を前年比約5割増の1000億㌦との推計を公表していた。今回、この推計より5割増の1500億㌦に拡大した。と……

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