HOME |米中が温暖化対策をはじめ環境・エネルギーで70項目以上もの広範囲な協力で合意。CCS、シェール油開発、原子力、温暖化ガス管理、海洋汚染、森林管理など。日米協力を大きく上回る(FGW)全項目を紹介 |
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米国と中国は地球温暖化問題で50項目以上、環境、エネルギー全体にまで広げると70項目強に及ぶ協力関係を結ぶことで合意した。広範囲な米中環境エネルギー協力の枠組みはワシントンで22~24日にかけて開かれた米中戦略・経済対話(S&ED)でまとまった。S&EDの合意は127項目にわたるが、その半分以上が環境・エネルギー分野という異例の集中ぶりだ。今年末にパリで開く第21回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP21)に向け、本格的な温暖化対策に乗り出す中国に米国が官民あげて手を差し出すとともに、中国の膨大な温暖化対策市場に米資本が参入する門戸が正式に開かれたともいえる。

 

地球温暖化対策での米中協力は、2014年11月にオバマ米大統領と習近平国家主席が2020年以降の温暖化対策の国際的枠組みづくりで、野心的な削減目標を掲げると……

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