HOME |オランダ政府の温暖化対策の遅れを訴えた「気候訴訟」、控訴審も原告側が勝利。裁判所が、政府の政策責任の不備是正を指示。各国の温暖化訴訟に大きな影響。日本はどうか(RIEF) |
Nertheland13キャプチャ

 

 政府の気候変動対策が不十分だとして環境団体が政府を訴えたオランダの「気候訴訟」で、ハーグの控訴審裁判所は9日、一審判決を支持し、原告の訴えを認める判決を出した。判決は、温室効果ガスの排出削減は2020年までに少なくとも25%削減(1990年比)が必要とし、政府の政策の不備を認めた。政府の温暖化政策の不十分さを訴える訴訟はノルウェー、アイルランド、米国などで展開されており、オランダ政府の二審連続敗訴の影響は広がりそうだ。

 

 (写真は、オランダ・ハーグの控訴審法廷の様子)

 

 訴訟はオランダの環境NGOのUrgenda財団が約866人の市民とともに、同国政府の温暖化対策が不十分だとして、2013年に訴訟を提起。効……

申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。

ログイン