政府の気候変動対策が不十分だとして環境団体が政府を訴えたオランダの「気候訴訟」で、ハーグの控訴審裁判所は9日、一審判決を支持し、原告の訴えを認める判決を出した。判決は、温室効果ガスの排出削減は2020年までに少なくとも25%削減(1990年比)が必要とし、政府の政策の不備を認めた。政府の温暖化政策の不十分さを訴える訴訟はノルウェー、アイルランド、米国などで展開されており、オランダ政府の二審連続敗訴の影響は広がりそうだ。
(写真は、オランダ・ハーグの控訴審法廷の様子)
訴訟はオランダの環境NGOのUrgenda財団が約866人の市民とともに、同国政府の温暖化対策が不十分だとして、2013年に訴訟を提起。効……
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