HOMERIEF Interview |セコム企業年金基金の八木博一顧問(前常務理事) ESG運用は株式運用の9割以上に。インカム収益重視の柱に(RIEF)。 |

 

 企業年金基金の中で、一早くESG運用を取り込んだセコム企業年金基金。国連責任投資原則(PRI)にも5年前に署名。2014年度には、積立金の額が積立上限額を上回る「コントリビューション・ホリデイ」を達成、給付原資を上回る保有資産を持つまでになった。保有資産からインカム収益(資産保有から生じる配当や利子等の収入)を獲得して受給者に支払う給付額をまかなう運用を手がけている。

 

 そのセコム年金基金を長年、牽引してきた八木氏は、インカム収益を着実に上げるうえでESG要素の評価は「長期的な資産運用のエンジンになっている」と位置付けている。

 

 また、ESG情報の開示促進が内外で進んでいる点について、「一般的な有価証券報告書は、財務情報主体。財務情報はあくまでも直近の決算か……

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