RIEF主催『第2回サステナブルファイナンスアカデミー(アドバンスド)』。5月に開講。「トランジションファイナンス」の集中講義方式。「トランプリスク」の影響はどうなるか(RIEF)
2025-03-11 16:58:25

一般社団法人環境金融研究機構(RIEF)は「第2回サステナブルファイナンスアカデミー(アドバンスド)」を5月に開講する概要をまとめましたので、受講者を募集します。共通テーマは「トランジションファイナンスへの期待と課題」です。同時に副題として「トランプリスクを踏まえて」としたいと思います。
昨年、RIEFとして初めて実施した同アカデミーには、20人強のご応募があり、講師と受講生との間で双方向での密な議論を展開できました。第一回は、サステナブルファイナンス全体を対象として、主要な論点の最新情報に基づいての議論を中心に行いました。基礎的情報の解説ではなく、アドバンスドとして、すでにサステナブル活動や事業に取り組んでいる実務家や、専門家を対象として、「一歩先」を行く講義を行いました。
2年目の本年は、サステナブルファイナンスやESG関連の市場の「風景」が、この1年でこれほど変わるのかと、驚くほどの変貌を見せています。トランプ米大統領の再登場の影響が大きいですが、それだけではなく、脱炭素化に向けての多様なイノベーションの進展、あるいは、技術のカベの出現、政策の見直し、市場のh反応などから、ビジネスの現場では、多くの修正・見直し、再調整・再発見等がスピードを早めて求められています。
そこで、2回目となる今年のアカデミーは、昨年の「総論版」あら一歩、歩を進めて、脱炭素の最大の課題である「トランジションファイナンス」にテーマを絞ることにしました。同ファイナンスが抱える課題や期待についての最新の情報を踏まえて、講師と受講生が、課題をブレークスルーするための真剣な議論をしたいと思います。
開講に際しての特別講演には、財務官やOECD元事務次長を務められ、わが国のサステナブルファイナンス分野のリーダーのお1人である国際金融情報センター理事長の玉木林太郎氏に登場していただきます。わが国のトランジションファイナンスの方向性を指し示して頂けると期待しています。
加えて、「トランプリスク」をどうみるか、という現在進行形の「不確実性」を、どう「トランジション」に読み込むかという点についても、講師と一緒に考え、議論を深めたいと思います。トランプ米大統領の登場と、その破天荒な行動こそが、脱炭素への「最大のトランジション課題」と呼べるかもしれません。同リスクをどう乗り越えるか、あるいはーー。
講義の全体像は、全15回(講義13回)の予定です。今回は講義全体の中間段階において、受講生によるディスカッションだけの回も用意します。「聞くだけ」ではなく、「語る」「提案する」「激論する」ことも必要と考えるからです。同議論には、UNEPFI特別顧問で、日本のサステナブルファイナンスを長年牽引されてきた末吉竹二郎氏も参加されます。「白熱のアカデミー」となることを期待しています。
講義は前回同様、講師との対面を原則とし、オンライン講義は一切しません。ただ、前回導入して好評だった講義のオンデマンド配信は行います。都合で講義を欠席した場合も自ら補講が可能です。
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アカデミーは少人数(原則、定員20人)とします。募集期間は本日より1カ月間とし、4月12日を締め切りとします。
講義は5月8日(木)の開講式(オリエンテーション、特別講義)で始まり、翌週から、原則として毎週月曜日の午後6時~同8時までの2時間の予定です。週によって曜日が異なる場合があります(日程表でご確認をお願いします)
参加費一人20 万円(RIEF会員は、法人・個人とも、割引あり)
申し込み・問い合わせ先 green@rief-jp.org
(申込書を入用な方は「アクセス」をクリックしてください。ワード版が必要な方は、問い合わせのメールでご連絡ください)
ご注意願いたいのは、4月12日の申し込み締め切り前でも、定員がいっぱいになると、受付は停止します。ですので、早めにご応募いただければと思います。
★講師陣、日程表、シラバスは下記のPDFファイルをご参照ください。