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三菱UFJフィナンシャル・グループ、初の個人向けコロナボンド(サステナビリティボンド)、9月中に最大1500億円規模で発行へ。国内過去最大のESG債に(各紙)

2020-08-22 13:51:16

MUFG13キャプチャ

 

  各紙の報道によると、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、9月中に、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けている中小企業や病院、製薬会社等を支援するため、個人投資家向けのサステナビリティボンド(コロナ債)を発行する。発行額は最大1500億円としており、ESG債としては国内最大規模となる。MUFGは6月に機関投資家向けに同じ趣旨のサステナビリティボンドを発行しているが、個人投資家からの要請が高かったことから、個人向けに発行するとしている。

 

 日本経済新聞が報じた。MUFGは6月にユーロ建てで5億ユーロのコロナ対策を軸としたサステナビリティボンドを発行した。報道によると、この際、個人投資家からの反応が高かったことから、一口100万円として個人向けサステナビリティボンドとして発行するという。

 

 発行額は最大1500億円とし、資金使途は、コロナの影響で売り上げが減少した中小企業や、コロナ対策に取り組む病院、製薬会社等への融資に充当する。個人向けとして各証券会社のほか、三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行の支店窓口でも取り扱うという。

 

 発行する債券は期間10年4カ月で、満期償還のものと、発行後5年4カ月後にMUFGの判断で期限前償還ができる債券の2種類を用意する。利率は満期償還で年0.7~1.1%、期限前償還の条項付きで0.4~0.8%を想定している。同債券は劣後債なので、個人向け国債の利回り(10年物変動金利型の初回で0.05%)より高い利回りを確保できるとしている。

 

 発行するサステナビリティボンドについては、国際資本市場協会ICMA)が公表しているサステナビリティボンドガイドラインへの適合を、Sustainalytics社から取得する見通し。今年のESG債はグリーンボンド等を含めて、年間で3250億~3750億㌦に膨らむとみられており、このうち、コロナ債が中心となるソーシャルボンドとサステナビリティボンドは合計で1500億㌦に達する見通し。http://rief-jp.org/ct6/105763?ctid=69

 https://r.nikkei.com/article/DGXMZO62903580R20C20A8MM8000?type=my#AAAUAgAAMA

https://www.mufg.jp/ir/fixed_income/greenbond/index.html