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三井住友フィナンシャルグループ(SMBC)、総額200億円の「サステナビリティ投資枠」設定。一般炭採掘の新規・拡張事業等への投融資を中止(RIEF)

2022-04-01 20:07:35

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  三井住友フィナンシャルグループ(SMBC)は1日、サステナビリティのソリューション等の先進的技術を提供する企業等への投資にフォーカスした総額200億円の「サステナビリティ投資枠」を設定した。既に設定しているプラットフォーム「SMBC Group Green Innovator」を取り組みをさらに強化するとしている。「脱石炭投融資」では、一般炭採掘事業の新規・拡張、関連インフラ事業等への投融資を中止する等の措置を盛り込む。

 

 SMBCは新年度を迎え、サステナビリティへの取り組みを強化するためグループの体制強化として、サステナビリティ本部、環境社会リスク管理室を1日付で新たに設置した。グループのサステナビリティに関する機能、知見を集約化し、リスク管理体制も強化するとしている。https://rief-jp.org/ct1/116466

 

 新本部はサステナビリティ企画部とサステナビリティソリューション部に分かれ、同分野の企画から推進までを総合的に実施する。環境社会リスク管理室は脱炭素へのコミットメントやリスク管理を担当する。

 

 組織改革を踏まえ、グループの環境・社会フレームワークを策定し、社会貢献方針、持続可能な調達方針の新設に加え、既存の炭鉱採掘セクターの規定を一般炭採掘事業の新規・拡張、関連インフラ事業の新規・拡張へのファイナンスを行わないことなどを決めた。

 

 「サステナビリティ投資枠」の対象は、①顧客企業の脱炭素化に資する事業開発・ソリューション提供につながる領域②サステナブルな社会実現に向けて中長期的に知見や蓄積すべき領域、としているが、具体的な対象事業は明記していない。

https://www.smbc.co.jp/news/j602573_01.html