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ソニー銀行、初のグリーンボンド発行。100億円。環境配慮型住宅「ZEH」の購入者向け住宅ローン資金に充当(RIEF)

2022-05-10 10:58:13

SONYBキャプチャ

 

 ソニー銀行は9日、同行として初となるグリーンボンドを発行した。発行額は100億円。期間3年。調達資金は、同行が提供する省エネ性能の高い環境配慮型住宅「ZEH(ネットゼロ・エネルギーハウス:ゼッチ)」の購入者向け住宅ローンの貸出資金に充当する。ZEHの住宅ローンに資金使途を絞ったグリーンボンドは国内では初めてとしている。

 

 主幹事、ストラクチャリングエージェントは野村證券が務める。格付投資情報センター(R&I)がICMAのグリーンボンド原則(GBP)等への適合のセカンドオピニオンを付与した。

 

 ZEHは、住宅の外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入で室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現し、加えて太陽光発電などの再エネ等の導入で、年間の一次エネルギー消費量の収支を概ねゼロとする住宅のこと。省エネと創エネの組み合わせでネットゼロを目指す。

 

  グリーンボンドでの調達資金は、ZEH向けと、ZEH-M(マンション)向けの住宅ローンの貸出資金に充当する。

 

 ソニー銀は今年2月、新築のZEH-Mの購入者向けに住宅ローン金利を基準金利から0.02%引き下げる優遇措置(変動金利適用)を始めている。今後、ZEH-Mなどの建設増加が見込まれると判断、住宅ローンの資金手当てもグリーン化することで、エコ住宅購入者の需要を把握することを目指す。

 

 同行はインターネット専業。これまでも環境負荷の削減に対する取り組みを続けている。たとえば、インターネット銀行の特性を活かして、顧客との取引に際して、取り引き伝票や、通帳、商品説明資料、顧客への交付帳票などを、ウェブ化、電子化を促進し、ペーパーレス化を推進している。また、業務で使用する電力は、2008年度以来、「グリーン電力証書」の発行を受け、2013年度からは「J-クレジット」も活用し、使用電力のCO2を100%オフセットしている。

https://sonybank.net/pdf/press220510_01.pdf

https://sonybank.net/sustainability/environment.html