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秋田銀行、秋田県大潟村の「自然エネルギー100%の村づくり」を目指す地域エネルギー会社に出資。同社が展開する、もみ殻燃料バイオマス熱供給事業等に「伴走支援」(RIEF)

2022-08-04 21:39:45

akitaキャプチャ

 

 秋田銀行は4日、秋田県大潟村が設立した地域エネルギー企業、オーリスに出資したことを発表した。オーリスは「自然エネルギー100%の村づくり」を目指す同村の中心エリアを対象に、太陽光発電設備や蓄電池を新設するほか、村内の水田から出る稲のもみ殻を燃料にするバイオマス熱供給事業等を計画している。同行は、地域エネルギー事業へ伴走し、地域金融機関としての役割を発揮していくとしている。

 

 大潟村は、2030年度までに民生部門の電力消費に伴うCO2排出量の実質ゼロを目指している。4月には、環境省の「脱炭素先行地域」に選ばれた。同村は村内の豊富な自然資源を活かし、村民参加によるエネルギーの地産地消等によって「自然エネルギー100%の村づくり」を目指して、7月15日、事業会社としてオーリスを設立した。

 

 同社は大潟村のほか、大潟村カントリーエレベーター公社 、大潟共生自然エネルギー社、サンパワー社の4社の出資で設立された。今回、秋田銀行は同社に追加出資の形で参画する。追加出資は同社だけでなく、15社に上る。オーリスの資本額は現行の1800万円から8月中旬には4350万円に増資する。

 

 オーリスの実施事業は、自然エネルギー発電・供給事業、自然エネルギー熱供給事業、省エネ事業、 自然エネルギーリース事業、EV充電及びリース等事業、もみ殻燃焼炭販売・加工等事業のほか、大潟村農産物の仕入れ及び販売斡旋に関する事業も手掛ける方針。

 

 秋田銀は、同社への出資について、「大潟村で進められていく地域エネルギー事業へ伴走し、事業の成功に向けて 地域金融機関としての役割を果たしていく」とコメントしている。同行は「秋田銀行グループ サステナビリティ経営方針」を定め、環境課題への対応 として気候変動を重要課題のひとつに掲げ、持続可能な社会の実現に資するサステナブルファイナンスを、2030 年度までに累計5000億円を実施するとしている。

https://www.akita-bank.co.jp/download/pdf?fileNo=5098&backF%20=%201

https://www.vill.ogata.akita.jp/upload/content1/1_7187_66.pdf