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楽天 屋根貸し太陽光発電事業進出 プロジェクトファイナンス方式で関西アーバン銀リースと契約(FGW)

2014-01-07 16:56:45

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rakutenuntitled楽天は6日、自社の100%子会社と太陽光発電事業者の日本エコシステム(本社:東京)、ハンファQセルズジャパン(同)の3社共同で特別目的会社(SPC)の「RNHソーラー西日本合同会社」を設立し、西日本を中心にして、企業やホテル等の屋根を借りた太陽光発電事業をプロジェクトファイナンス方式で展開すると発表した。

 

設立される「RNHソーラー」は、楽天グループの楽天トラベルの契約施設や各企業の倉庫などの屋根を活用した太陽光発電事業を展開する。今回、そのための資金調達として、同社と関西アーバン銀リース社の間で契約を締結した。融資の対象は、RNHが契約する100件前後の複数企業との屋根賃貸契約に基づく太陽光発電事業。全体で3000kWの発電容量を想定しているという。

 

関西アーバン銀リースは太陽光発電事業に必要な設備のリースを行い、日本エコシステムが設備の設置工事と運用・保守を、楽天がアセットマネジメントなどをそれぞれ行う。また、楽天は国内大手損保会社と共同で「太陽光発電システム総合補償プラン」を新たに開発し、通常の損害保険と同様の補償に加えて、自然災害による売電収入低下のリスクを限定化した補償スキームを整備することで、プロジェクト収益の安定性を図るという。

 

 事業出資のリスク軽減のために、責任財産を発電事業から生み出す売電収入および匿名組合出資のみに限定したノンリコースローンによるファイナンスを採用する。合同会社(GK)と匿名組合(TK)とを利用する。発電した電力は、再生可能エネルギー特別措置法に基づく電力受給契約により、今後20年間にわたり全量を各電力会社などに売電する。

第一号案件は、岡山県美作市湯郷にある楽天トラベルの契約施設「湯郷観光ホテルかつらぎ」に設置する。

楽天は、昨年7月に家庭用太陽光発電システム販売の「楽天ソーラー」を開始し、昨年10月からは産業用太陽光発電システム販売も開始している。

■RNHソーラーの概要
社名: RNHソーラー西日本合同会社
代表社員: 一般社団法人RNソーラーアセットマネジメント
職務執行者: 井出 清彦
本店所在地: 東京都港区
設立日: 2013年10月
資本金: 50万円
目的
1.再生可能エネルギー等による発電および電気の供給に関する業務
2.不動産の賃貸借および維持、管理
3.前各号に掲げる事業に付帯または関連する事業
URL: http://solar.rakuten.co.jp/campaign/roofrental/kansai/index.html

 

http://corp.rakuten.co.jp/news/press/2014/0106_01.html