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島根・江津市の木質バイオマス発電に 総額35億円のプロジェクトファイナス。山陰合同銀行と三菱UFJリースが主導(FGW)

2014-10-09 14:28:41

biomasugeneratorキャプチャ
biomasugeneratorキャプチャ山陰合同銀行と三菱UFJリースは、島根県江津市に建設する大規模な木質バイオマス発電事業に対して、シンジケート団によるプロジェクトファイナンス方式で35億円を融資することを決めた。

 

融資のシンジケート団には両機関のほか、島根銀行、日本海信用金庫、島根中央信用金庫の各金融機関が参加する。山陰合同銀行がリード・アレンジャー兼エージェントを務め、三菱UFJリースはジョイントアレンジャーとなる。

 

融資対象となる事業は、江津市に本社を置く「合同会社しまね森林発電」で、2015年4月の稼動を目指して、同市内に出力1万2700kWのバイオマス発電所を建設する予定。年間予定発電量は約86000MWh。

 

島根県は県の約78%が森林という森林資源に恵まれており、森林の旱魃材や林地残材などを中心とした未利用木材を燃料とするほか、一部は、パームやしのやし殻(PKS)なども混燃する計画だ。

 

発電した電力は固定価格買取制度(FIT)を活用して、既存の電力会社か、特定規模電気事業者(PPS)に売電する予定。

 

再生可能エネ発電は、太陽光、風力が主流だが、いずれも日照時間、風速などの自然現象の影響を受ける。バイオマス発電の場合、燃料確保が最大の課題で、燃料さえ確保できれば安定的に発電できることから、系統接続等の問題は生じない点が魅力となっている。

http://www.gogin.co.jp/about/press2014/topi14-070.pdf