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クラスター爆弾製造企業に融資 日本のメガバンク3行は総額896億円(東京)

2014-11-28 15:17:00

代表的なクラスター爆弾の一つ、CBU-87/B(模擬弾)
代表的なクラスター爆弾の一つ、CBU-87/B(模擬弾)
代表的なクラスター爆弾の一つ、CBU-87/B(模擬弾)


クラスター爆弾の全面禁止を訴えるオランダのNGOは27日、クラスター爆弾を製造している企業への金融機関の投融資状況について報告書をまとめた。

同NGOがクラスター爆弾製造企業に指定した7社に対して2011年6月~14年9月に行われた投融資総額は、世界15カ国の151機関で、延べ270億ドル(約3兆1500億円)に上った。

 


 報告書によると、日本では三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)、三井住友FG、みずほ銀行の3金融機関がクラスター爆弾製造企業に融資や投資を行っており、総額は約7億6600万ドル(約896億円)という。

 




 投下・発射された後に多数の子爆弾を広い範囲にまき散らすクラスター爆弾をめぐっては、製造などを禁止する条約が10年8月に発効。それを受けて全国銀行協会は同年10月、クラスター爆弾の製造を目的とした事業への融資を禁じることを申し合わせた。

 




 報告書に掲載された金融機関3社は「関係事業への与信の禁止を基本原則に明記している」(三井住友)などとして、クラスター爆弾を製造するための融資はしていないとしている。だが、クラスター爆弾を作っている企業自体に融資しているかについては3社とも「個別の案件についてはコメントできない」と公表を避けている。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2014112802000120.html