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山口フィナンシャルグループ 太陽光発電のウエストHDと提携。地域企業や自治体に設備導入を提案、融資増大につなげる(RIEF)

2015-10-09 21:54:32

yamagchifgキャプチャ

 山口銀行、もみじ銀行、北九州銀行で編成する山口フィナンシャルグループ(FG)は、太陽光発電事業のウエストホールディングス(HD)と提携し、地域の企業や自治体に太陽光発電設備導入のファイナンスを展開する。

 

 ウエストHDは元々、広島拠点の企業だったが、ドイツに約900社ある地域密着型のエネルギー供給や、上下水道の管理、農地再生などを手掛ける公的事業体「シュタットヴェルケ」の日本版を目指し、全国で太陽光事業を展開している。今回の山口FGとの提携で、山口FGの営業地域である山口、福岡、広島などの自治体との連携を深める。

 

  ウエストHDは山口FGが全額出資で設立した地方創生コンサル子会社のYMFG ZONEプラニング(ワイエムゾップ、下関市)と連携し、山口HD傘下の各銀行の取引先企業や自治体に対して、太陽光発電設備の導入を提案する。成案すると、山口FGが設備投資資金を供給する。

 

  企業や自治体が太陽光事業で発電した電力は、既存の電力会社に売却するのではなく、ウエストHDが設立した新電力事業子会社のウエスト電力(東京)が買い取る。2016年4月からの電力小売り自由化後には、該当地域の家庭向けに売電する計画だ。

 

 ウエストHDは別途、取引対象となる企業や自治体に対して省エネ機器の導入も促す。子会社のウエストエネルギーソリューションが冷暖房設備や給湯設備などをエネルギー効率の高い製品に変える提案をし、設備交換に必要な初期費用についてウエストが負担するサービスなども提供する。

 

 http://www.west-gr.co.jp/news/detail.php?id=405