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三菱UFJ銀行等の3メガバンク。丸紅・大林主導の秋田洋上風力発電事業へ約1000億円のシンジケートローンの共同主幹事に。日本生命、第一生命、明治生命等も参加(RIEF)

2020-02-04 22:53:44

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 三菱UFJ銀行等の3メガバンクは、丸紅と大林組が秋田県の秋田港と能代港で開発する国内最大規模の洋上風力発電事業向けに約1000億円のシンジケートローン契約を組成した。同事業は、合計33基の風車を洋上に設置し、総発電量約140MWの電力を開発する計画。シローンはプロジェクトファイナンス方式で供給する。

 

 (写真は、洋上風力発電所=イメージ)

 

 同プロジェクトは秋田県が公募し、2015年に丸紅が事業者に選定された。県は今年1月、関係水域の占用を許可した。事業は特別目的会社「秋田洋上風力発電株式会社(AOW)」が運営する。

 

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 同事業会社には、丸紅と大林組のほか、東北自然エネルギー、コスモエコパワー、関西電力、中部電力、秋田銀行、大森建設、沢木組、協和石油、加藤建設、寒風、三共の各社が参画している。

 

  両港の港湾区域に、秋田港で13基(55MW)、能代港に20基(85MW)の着床式風力発電を建設する。今月中に着工し、2022年後半の稼働を目指す。総発電量の140万MWは一般家庭130万戸分の電力消費量に相当する。発電した電力は固定価格買取制度(FIT)を利用して東北電力に、1kW時当たり36円で20年間、全量を売却する。

 

 シンジケート団では、三菱UFJのほか、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが共同主幹事を務める。ほかに、日本生命保険、第一生命保険、明治安田生命等が参加する。

 

https://www.marubeni.com/jp/news/2020/release/20200203J.pdf

https://www.nissay.co.jp/news/2019/pdf/20200203.pdf