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西日本シティ銀行は、太陽光発電事業の「ウエスト・ホールディングス」発行の2億円のグリーンボンドを私募で引き受け。「融資」でも良かったのではないか(RIEF)

2020-02-27 16:08:49

Westholdings1キャプチャ

 

 西日本シティ銀行(福岡市)は、太陽光発電事業や電力販売等を展開するウエストホールディングス(広島市)が発行するグリーンボンド2億円を私募で引き受けたと発表した。ウエスト社が福岡県に保有する2件の太陽光発電設備の建設資金のリファイナンスに充当するという。

 

 (写真は、ウエストホールディングスの太陽光発電事業)

 

 ボンドは、期間5年で、銀行保証付き。西日本シティ銀は「銀行保証付私募債(SDGs 私募債)によるグリーンボンドの引受けは、全国の地銀として初めて」と説明している。ただ、引き受けは全額、同行であり、実質同行による貸し出しと変わりはないようだ。

 

 リファイナンス対象の太陽光発電設備はいずれも2014年に稼働している。建設に伴う借入資金をボンドでの調達資金で置き換えることになるようだ。年間のCO2排出削減量は約 739t-CO2。日本格付研究所(JCR)が同社のグリーンボンド格付で最上位の「Green1」を付与している。

 

 西日本シティ銀は、「今後も取引先の多様な資金調達ニーズに答えるとともに、持続可能な社会の実現を目指して、地域とともにSDGsへの取組みを推進していく」とコメントしている。

 

https://www.jcr.co.jp/download/8ec67529e71186f3a885413409438cfc23a6c2da35532c3fca/19d1171.pdf

https://www.ncbank.co.jp/noren/news/2019/__icsFiles/afieldfile/2020/02/25/200225-2.pdf