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村田製作所、子会社の工場で日本最大級の駐車場型メガソーラー発電稼働。両面発電で、自動車等からの反射光でも発電(RIEF)

2020-03-30 20:07:55

murata1キャプチャ

 

 電子部品メーカーの村田製作所(京都府長岡市)は27日、岡谷化県瀬戸内市にある生産子会社の岡山村田製作所の社有駐車場を活用して、日本最大級の駐車場型メガソーラーシステムを稼働させたと公表した。同駐車場は1200台収容のスペースを持つ。駐車場の屋根の表面部分だけでなく、内側の裏面でも発電できる両面発電パネルを採用し、設置面積当たりの発電効率を高めている。

 

 (写真は、駐車場全体が両面発電のソーラーパネルで覆われた岡山村田製作所の工場)

 

 村田製作所グループは「気候変動対策の強化」を重点課題とした事業運営に取り組んでおり、今回の駐車場型メガソーラーを、地域のCO2排出量削減への貢献事業として位置付けている。



 発電パネルを両面型にすることで、表面への直射日光だけでなく、駐車車両、地面などから受ける反射光によっても一定の発電が期待できるという。本システムで、パネルは8010枚、発電容量は2403kW、年間発電量は一般家庭600世帯以上分の消費電力に相当する270万kWhと見込んでいる。CO2排出量は年1698㌧を削減できるという。

 

 同社はこれまで、国内だけではなく、中国などの海外でも積極的に太陽光発電の導入を進めている。2018年度には、太陽光発電などの再エネ電力の総発電量が約2300万kWhとなり、CO2排出量を約1万5500㌧削減した。今回の駐車場ソーラーは、年間のCO2削減量のほぼ10分の1に相当する。

 

 岡山村田製作所ではさらに500台分の駐車場を活用した両面発電パネルの設置3878枚を、2021年中に予定している。両方合わせると、システム全体の発電能力は約1.5倍となり、CO2削減効果も2417㌧に増える見込み。

 

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