HOME |石巻のがれき焼却炉が稼働 8月までに5基体制に(河北新報) |

石巻のがれき焼却炉が稼働 8月までに5基体制に(河北新報)

2012-05-14 12:13:42

kahoku20120513037jd
宮城県が石巻市潮見町に整備を進めている震災がれきの仮設焼却施設5基のうち1基が13日、稼働を始めた。8月までには残る4基も運転を始め、石巻、東松島、女川の2市1町のがれきを1日当たり1500トン焼却する。
 現地で行われた火入れ式には、細野豪志環境相や安住淳財務相(衆院宮城5区)のほか、若生正博副知事や地元の首長らが出席。関係者がボタンを押し、炉内の燃焼状況が会場のモニターで中継されると、出席者が拍手で稼働を祝った。
 細野環境相は「焼却炉の火が、復興の灯に直結する」と述べた。亀山紘石巻市長は「がれき処理の進展は、被災地に復興への希望を与えてくれる」と期待した。
 細野環境相は式典後、「広域処理などを加速させ、残り2年で(政府目標の2013年度中の処理完了が)できることを示したい」と語った。
 石巻地区の2市1町では、震災で宮城県全体の半分に当たるがれき846万トンが発生。ゼネコンや地元企業など9社でつくる共同企業体が中間処理を受注し、焼却施設5基を建設した。24時間フル稼働し、来年12月までに可燃物72万トンを処理。施設はその後、解体される予定。

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120514t11009.htm