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敦賀原発:原子炉直下の「破砕帯」、11月までに調査完了(毎日)

2012-05-14 12:51:56

敦賀原発敷地の断面図
日本原子力発電敦賀原発(福井県敦賀市)の原子炉建屋直下にある断層の一種「破砕帯」が近くの活断層と連動して動く可能性が指摘された問題で、原電は14日、調査計画を公表した。破砕帯の上にある火山灰の分析などから活動時期を調べ、11月までに調査を終える。約12万〜13万年前以降に動いた活断層と認められれば、「立地不適格」となり、廃炉に追い込まれる可能性がある。

敦賀原発敷地の断面図




 破砕帯は過去の地震などで地中に帯状に生じた岩盤の亀裂で、敷地内に150〜160本確認されている。経済産業省原子力安全・保安院は4月24日、専門家とともに、2号機の原子炉建屋の下を通る二つの破砕帯と、西約100メートルの破砕帯の計三つを調査。2号機の北東約150メートルを走る活断層「浦底断層」と連動して動く可能性が浮上した。

http://mainichi.jp/select/news/20120514k0000e040184000c.html