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廃炉候補の福島6基も値上げ原価に 家庭向け(東京新聞)なんでも盛り込む!ゾンビ企業東電の真骨頂か?

2012-06-13 08:30:34

TEPCO119-01
東京電力が、福島第一原発5~6号機と福島第二原発1~4号機の設備維持などのために、毎年九百億円の費用を家庭向けの電気料金の値上げ原価に盛り込んでいることが十二日、分かった。福島第一原発の事故を受け、これら六基の再稼働は非現実的な状況だが、東電が稼働を前提に原価に計上して利用者負担を求めたことに批判が集まるのは確実だ。


 十二日に開いた経済産業省の審議会「電気料金審査専門委員会」(委員長・安念潤司中央大法科大学院教授)で、東電が明らかにした。原価には二〇一二~一四年度の平均で、原子炉や建物などの修理や点検に四百八十六億円、建設費などを一定期間に分けて計上する減価償却費に四百十四億円を含めていた。




 東電は、これら六基の稼働は少なくとも二〇二一年まで「未定」としている。これに関連して電気料金制度の見直しを検討する経産省の有識者会議は今年三月、長期間止まった原発にかかる費用を原価に算入するかどうかの判断は、「将来、稼働するのが確実だといえるか」が条件だとの見解を示している。




 審議会では、「十年後さえ動くかどうか分からない。原価算定上は稼働不可能と考えるのが自然」(松村敏弘東大教授)として、原価に盛り込むのは不適切だとの意見が出た。

 

http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2012061302000109.html