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電力社員の発言なし=「やらせ」批判受け―大阪・札幌で政策聴取会(時事)電力会社の労使は、ともに当事者ですから、意見聴取会の対象外というのが「常識」

2012-07-23 09:16:26

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政府は22日、将来のエネルギー政策に関する意見聴取会を大阪、札幌両市で開いた。「やらせ」批判を受け、政府が電力会社や関連会社の社員による意見表明を認めない方針を打ち出した後に初めて開かれた聴取会で、いずれも電力会社の社員を名乗る参加者の発言はなかった。
 大阪市の聴取会では、脱原発を求める立場から「放射能汚染は残酷で悲惨で悲劇的だ」(兵庫県の会社員)との意見が出た。一方、原発推進の主張の中には「不確実性の高い再生可能エネルギーに国民生活や企業活動を委ねるのはむちゃだ」(同県の自営業者)との声もあった。

 大阪市の場合、無作為で抽出した代表者12人の中に当初、関西電力社員と関連会社社員OBが計3人含まれていたため、辞退してもらったという。
 

一方、札幌市の聴取会では、11人の代表者が意見を表明。このうち長野県在住の30代の男性が、2030年の原発比率を15%にすべきとの立場から意見を述べた際には、参加者から「やらせじゃないのか」などと怒号が飛び交った。出席していた枝野幸男経済産業相がとりなし、その場を収めた。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120722-00000065-jij-bus_all