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除染「費用対効果考慮を」=チェルノブイリ当局者が会見(時事)

2012-07-26 22:45:28

日本で会見するウクライナのホローシャ長官
日本で会見するウクライナのホローシャ長官


ウクライナ・チェルノブイリ立入禁止区域庁のボロジミール・ホローシャ長官は26日午後、都内で記者会見し、東京電力福島第1原発事故による被災地域の除染について、費用対効果を考慮し「学校や幼稚園など公共的な場所を最優先に行わないといけない」と述べた。同日行われた日本との原発事故後協力合同委員会に出席するため、ウクライナの原発事故専門家らと来日した。
 ホローシャ長官は「除染作業を行う人も被ばくするので、農地や森林の除染についてはコストとその効果を検討し、それが有効かを考えるべきだ」と主張。1986年にチェルノブイリ原発事故が起きたウクライナでは人が集まる公共的な場所の除染が費用対効果の観点から有効だったと語った。

 http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2012072601010