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東京新聞特報部が原発報道でJCJ大賞を受賞(東京新聞)

2012-08-12 12:20:25

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優れたジャーナリズム活動に贈る今年の日本ジャーナリスト会議(JCJ)賞の贈賞式が十一日、日本プレスセンター(東京・内幸町)で開かれ、一連の脱原発報道で大賞を受賞した東京新聞特別報道部などに賞状と盾などが贈られた。




 選考委員長の柴田鉄治氏は「(福島第一原発事故以降)メディアに対し市民の厳しい視線が注がれる中、原発のあり方について真正面から検証してきた」などと受賞理由を説明。特報部を代表して野呂法夫・総括デスクは「賞に恥じない報道を今後も心掛けていきたい」と述べた。




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 「脱原発をめざす首長会議」世話人で、日本原子力発電東海第二原発が立地する茨城県東海村の村上達也村長が記念講演を行った。




 福島原発事故後の一年五カ月を振り返り「この国は原発を保有する資格や能力はない。原発稼働を元に戻したいのか、何ら方向転換できていないのはおかしい」と批判した。




 官邸前デモの広がりや原発比率の意見聴取会での国民の意思表示について「政官財は読み違えている。国民は目を覚まし、価値観を転換させた。経済成長一辺倒への期待は喪失している」と指摘。全原発を三年間停止させ、事故の徹底解明と再生可能中心のエネルギー政策の転換に道筋を付けるよう求めた。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012081202000097.html