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富士山5合目の霧にセシウムが含有。山頂付近は不検出(各紙)

2012-08-14 21:51:15

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各紙の報道によると、東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響で、事故から数か月以内の約1年前に、富士山の登山道5合目(標高約1500メートル)付近の霧から、放射性セシウムが検出されていた。濃度は、水に換算すると1キロ・グラムあたり最大63ベクレル。ただ、山頂付近(標高約3700メートル)の雪では検出されていない。



 


東京学芸大などの研究チームの調査でわかった。今回の調査結果は、放射性物質が事故後、煙のような形の「放射性プルーム(放射性雲)」として、どのくらいの高さで上空を流れて拡散したかを知る手がかりになるとみられている。


 

 同大の鴨川仁助教(大気電気学)らが昨年3月29日~5月10日、5合目付近の3地点で2週間にわたり、霧を採取した。3地点ともから放射性セシウムが検出された。1キロ・グラムあたり31・7~62・8ベクレルだった。東電福島原発から拡散したセシウム134と137がほぼ同じ割合のため、同原発由来と判断した。

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120524-OYT1T00680.htm?from=tw