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スリーマイルは　まだ廃炉になっていなかった！　（各紙）スリーマイル原発が緊急停止、被害はなし

2012-09-21 10:56:31

スリーマイル島原子力発電所。中央手前の二つのドームが原子炉建屋で、その左隣の白い建物が制御室を含むタービン建屋である。奥に見える二基の塔状構造物は放熱塔。
各紙の報道によると、米ペンシルベニア州ハリスバーグ近郊

スリーマイル島原子力発電所。中央手前の二つのドームが原子炉建屋で、その左隣の白い建物が制御室を含むタービン建屋である。奥に見える二基の塔状構造物は放熱塔。


のスリーマイル島原発で２０日、原子炉１号機が緊急停止した。原発の運営会社の説明では、原因は冷却系ポンプに不具合が発生したため。この事故による作業員や近隣住民への影響はないと発表している。

　今回の緊急停止で大気中に一定の蒸気が放出された。しかし、運営会社は、蒸気に放射能が含まれていてもごく微量であり、近隣住民に危険が及ぶレベルではないとしている。同原発では８月下旬にも加圧水用の加熱装置に問題が見つかっている。その際は、機器の交換をしたうえ、臨時の検査を行って、運転を再開していた。ただ、同原発では１９７９年に米原発史上最悪となる炉心溶解事故が起きただけに、環境団体などは同原発の再三にわたる事故発生について、懸念する見方が出ている。