一般社団法人環境金融研究機構 | Research Institute for Environmental Finance: RIEF

ＩＨＩは２６日、東京電力柏崎刈羽原子力発電所、福島第二原子力発電所向けに出力３６００キロワットの移動電源車（写真）を納入したと発表した。一般家庭で約１万軒分の発電能力で車載型では国内最大規模。予備電源として運用する。
　英ロールス・ロイス製航空機転用型ガスタービンをトラックに搭載した。発電機とガスタービンを搭載した２５トントラック１台と制御装置やバッテリー、燃料タンクなどを搭載した１５トントラック１台の計２台２セットを納車した。価格は１セット約５億円。
　航空機転用型ガスタービンを使用するため、ディーゼル機関駆動に比べて立ち上がり時間が約４０秒と早い。大型トラック免許で一般道を走行できる。子会社のＩＨＩジェットサービス（東京都昭島市）が２０１１年６月に東電から受注し、約１年間の短納期で納入した。

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0120120927bcbe.html